● 平成19年度 コストエンジニアリング研究会 6月度 報告
第489回−平成19年6月開催−
日 時 |
平成19年6月15日(金)13:00〜17:00 |
会 場 |
株式会社IHI 昭島事業所 会場地図 住所 東京都昭島市拝島町3975-18 TEL 042-500-6993 (IHI 高久政文様 連絡) 集合 12:45 JR青梅線 昭島駅 北口改札 (東京駅発11:34中央特快、乗換 立川駅発12:16) |
演 題 |
ジェットエンジンの設計開発とコストエンジニアリング 1.開発計画から量産までのCE 2.開発過程でのCEトピックス 3.品質の信頼性とコスト |
発表者 |
株式会社IHI 航空宇宙事業本部 技監技術開発本部 技監 勝又一郎氏 |
発表項目 |
![]() ※会社紹介ビデオおよびエンジン史料館見学
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発表内容の要約 |
1.株式会社IHIの概況 1)本年7月より社名が株式会社 IHIに変わる。創業は嘉永6年(1853年) 2)連結売上高 約1,1兆円(航空宇宙部門24% 陸上部門66% 船舶海洋部門10%) 3)従業員数 連結人員 約23,000人 航空宇宙事業本部人員 約3,000名 2.当社のVE活動 1)VE推進組織と運用 全社のVE推進組織は本社機構内の調達管理本部調達企画部の中に VE推進グループがある。航空宇宙事業本部においては本部の スタッフ部門としてVEグループが職制として位置づけられている。 当VEグループは本社のVE推進グループと連携をとりながらVEを 自社だけでなく関係会社へも展開している。 当本部では本部VE推進会議を3ヶ月ごとに開催し、各事業部、工場、 資材部の代表と打ち合わせ、計画を立てて実施をしている(既に日本 VE協会のVE活動優秀賞を受賞している)。 2) VE教育 当事業部では階層別教育と専門教育に分けて実施している。 前者は新人教育、 中堅社員教育、主任クラス教育、管理職教育として 4つのVE講座を、後者はVEリーダー受験、VEリーダーのスキル アップ、コスト分析に基づくVEの3講座を設けて実施している。 現在、全管理職の約80%、全主任クラスは約40%が受講済みであり、 VEリーダーは300名超になっている。 3.ジェットエンジンの開発設計について 1)開発計画とスタート ジェットエンジンの開発期間は異常と思えるほどながい(数年は要す)。 発注者が決まらなければスタートできない。これが決まってもどの メーカーとパートナーを組むか、開発設計の分担、資金調達などを 確立するにも長期間要す。 開発がスタートしても基本設計に9ヶ月、エンジンの型式承認までに 28〜32ヶ月(約2,5年)を要し開発費は莫大なものとなる。 2)コスト分析 開発コストが莫大なこともあり新型のジェットエンジンの型式承認から 3〜5年くらいまでの間はキャッシュフローで見ると相当の持ち出しで ある。 キャッシュフローベースで見ると開発プロジェクト開始から(2〜16年 ぐらい経過してからようやく収支分岐点に達する。(金利が高ければ もっと先になる) また、エンジン自体に直接関係するコスト(direct operating cost:DOC) を低減するため、コストのトレードオフやコストの感度分析も行う。 3) 航空機エンジン産業の特質高付加価値産業であり、すそ野が広い 産業であるから、研究開発型で、かつ雇用吸収力が大きい。また日本 メーカーは実力をつけてきており世界でのshareが高まってきている。 この技術力は他の産業への波及効果があるので、自主開発、国産化が 必要である。目下、小型航空機用のエンジンを開発中である。 ( 発表内容要約: 田中雅康先生) |





